こんにちは。本郷 輝です。現在はバサジィ大分というクラブに所属して、プロフットサル選手として活動しています。
前所属のエスポラーダ北海道時代は競技と並行して、Web制作のフリーランスとして生計を立てていました。
もしかしたら僕の発信を見てプログラミング学習してみようかなとか考えてくれている人もいるかもしれません。
そんな方に向けて、今回は注意喚起 兼 自虐ネタ記事です。
恥ずかしすぎてあまり友達とかにも話せていないようなことなんですが、
実は僕、過去に某高額プログラミングスクールに騙された経験があります。
そんな苦い失敗談を書かせていただきます。
ちょっと恥ずかしすぎますが、情弱の極みだった大学生の頃の僕がこれを読んでいれば被害を受けることはなかっただろうと思えるような記事を残すことで未来の被害者を1人でも減らすことができたら嬉しいです。
まぁ僕レベルのアホはなかなかいないと思いますが、、、
この記事ではプログラミング初心者がプログラミングスクールにカモられるまでの流れを全公開し、体験談を赤裸々に語ります。
プログラミング初心者が高額スクールに騙されるまでの流れ公開
僕の実体験に基づき、プログラミング初心者がカモられるまでの流れを全公開します。
- プログラミング学習を始める
- X(旧Twitter)で学習記録を投稿し始める
- 怪しいアカウント(フォロワー数千人)からDMが来る
- 無料で電話相談してもらう
- カフェで会って話す
- 煽られて、入会
- 授業の分かりにくさ、チャット対応の遅さに絶望する
- スクール勧誘をしないかと持ちかけられる
①YouTuberの発信を見て、プログラミング学習を始める
マナブさんという発信者の影響でプログラミングの独学をProgateやドットインストールという無料サイトで独学を開始しました。
独学中は質問できる人がおらず「この勉強方法で合っているのかな?」とか「独学で仕事になるほどのスキルが身につくのかな?」とか不安は絶えませんでした。
②X(旧Twitter)で学習記録を投稿し始める
プログラミング学習を始めてすぐ、僕はプログラミング学習用の裏垢を開設し、日々の学習記録を日記代わりに投稿していました。
この行動自体は学習継続にも役立ちましたし、同じ志をもったプログラミング初心者の方からフォローされるようになり繋がりもできてモチベーション管理に役立ちました。
③怪しいアカウント(フォロワー数千人)からDMが来る
そんな感じで毎日、健気に学習内容を発信していたとある日
「大学生ながらフリーランスエンジニアとして月50万円稼いでいます」
と自己啓発系の発信をしているアカウントからフォローされました。
「遊びながら稼ぐ月50万円フリーランスエンジニア」
みたいな名前だったと思います。
「なんかフォロワーも多いし、有益そうなことつぶやいてるし、、、フォローしよっと」
とすぐにフォロバしました。
するとすぐにDMが来ました。
フォローありがとうございます!
と、、、
今ならどう考えても怪しいなと思えるんですが、当時何も知らない世間知らず情報弱者大学生だった僕はまんまと信用してしまい、やり取りをしてしまいました。
以下に僕が見事に騙されるまでのDM内容を全て公開します。
情けなくて恥ずかしくてしょうがないですが、先述の通り、未来の被害者を救うためです。
まんまとのせられていてカモ過ぎる自分に笑えてきます。どこまでピュアだったんだ。笑
「大物になりそうな予感。」とか媚売ってて雑魚臭が半端ないですね。僕。キモいです。
まぁその当時はプログラミングについてとにかく右も左もわからなくて不安だったんで大目に見てやってください。
④無料で電話相談してもらう
自称フリーランスエンジニアさんにDMから電話に誘導され、運営に関わっているというスクールの資料を見せてもらいながら説明を受けました。
- 「生徒1人1人に個別のカリキュラム」
- 「あらゆる講座が受け放題」
- 「案件獲得までサポート」
- 「講師は現役エンジニア」
- 「24時間チャットサポートで最速で成長できる環境」
などなど当時の情弱の僕からすると魅力的な言葉を並べられました。
またしても僕はまんまと教育&洗脳されていきます。少しは疑う心を持てよ、、、自分、、、
⑤カフェで会って話す
よかったら一度会って相談のりましょうか?
と自称フリーランスエンジニアにさそわれ、舞台は怪しい勧誘のメインフィールドとも言える池袋のカフェへと移ります。
先にカフェについた僕は、ドキドキしながら待っていました。
来たのは清潔感のない金髪の小太りの若者です。毛玉ついたパーカー着てました。
「あれ?すごい人だと思ってたけど会ってみたら意外と覇気ないな…」
とは思いつつも、席につき見事に営業トークを展開され、
半年後には僕みたいに稼げますよ
と言われ、
「半年後には月収50万!?えぐいじゃん!!」
とときめく僕
⑥煽られて、入会
追い打ちをかけるように
本来50万のところ、期間限定で40万ですよ
と煽られました。
こんなの詐欺の常套手段ですよね。
しかし、情弱のカモだった僕は
「えぇ!!今なら10万もお得なの??一刻も早く入らなきゃ!」
と勧誘してきた金髪からしたら理想のムーブをしてしまいました。
大学生でお金もなかったので親に頭下げて40万円借りて入会しました。
バカヤロウすぎます。。。
⑦授業の分かりにくさ、チャット対応の遅さに絶望する
講義の動画がアーカイブで残っていて、それをカリキュラムに沿って進めていくという流れでしたが、
- 講義動画はスライドを直撮りでみづらい
- 音質悪い
- 説明も分かりにくい(当時の僕からしたら)
って感じでこれで40万取るのかよ,,,ってクオリティでした。
さらに「チャット24時間対応」と謳われていたにも関わらず、チャットで不明点を質問したところ、返信は2週間後とかでした。
その内容もあんまり覚えていませんが、正直まったく親身な感じではなかったです。
「完全にやられたな」って感じでした。
これにより僕の中で燃えていたプログラミング学習へのモチベは消え去り、半年間のカリキュラムでまったく何も学ばず、ほぼ1行もコードを書かず、何の成長もないまま期間を終えるのでした。
⑧約3ヶ月後、運営スタッフからスクール勧誘の営業をしないかと持ちかけられる
何も行動せず3ヶ月ほど過ごしていると、スクールの運営スタッフから連絡がありました。
久しぶりです。最近調子いかがですか?よければカフェなどで相談乗りますよ
とのこと。
40万払って何一つ成長が見られない自分に、自己嫌悪に陥っていた僕は「是非お願いします!」とまたしても勧誘のメインフィールドである新宿のカフェで勧誘マンと話すことになりました。
そこではプログラミング学習の方針や案件の獲得について教えてくれるのかなーとか思っていたら、提案されたのは意外な内容でした。
もしすぐに稼ぎたいならスクールの勧誘をやりませんか?1人入れるごとに10万入りますよ。仕組み化して自動収入化ができます。Twitterでこうこうこうやって営業して、、、
とのこと。
ここで全てが繋がりました。
僕を勧誘してきた「月収50万のフリーランスエンジニア」を名乗る金髪はプログラミングではなく、勧誘で稼いでいたのかと。。。
ということはさてはあの金髪も過去の被害者かと。。。
「スクール勧誘された人がまた勧誘マンになり、勧誘された人が稼げずまた勧誘マンになる。」
プログラミングスクールという名のマルチ商法的な構造に気付いたのです。
そういえば、入会前はめちゃくちゃマメに連絡をくれた金髪も入会後はパッタリと連絡が来なくなりました。
いや、気づくの遅すぎだろ!って感じですよね。笑
この構造に気づけないくらい世間知らずだったことが恥ずかしすぎます。
プログラミング初心者をカモにするゴミビジネスです。
ご安心ください。流石にこの時点で仕組みに気づいた僕は、もちろん勧誘マンの誘いをきっぱり断りました!
全く興味わかないどころか、キモいなと思ってましたけど、もしあの時、なんかの間違いで勧誘マンになっていたら今頃、僕の職場はフットサルコートではなくカフェだったでしょう。
その後はそのスクールと一切かかわっていません。
このタイミングでようやく40万という大金を払ったことを死ぬほど後悔しました。シンプルに絶望です。
稼いでるフリーランスがわざわざDMしてきてまで初心者の相談に乗るわけない
これです。基本的には本当に優秀な人がそんなことするメリットってないです。
質問されて答えるくらいはするかもですが、わざわざ自分からDMしようなんて思うわけありません。だって普通に自分で案件こなした方が稼げるから。
初心者の方はこれを忘れないようにしましょう。
まとめ
成果を出すためには先人からのアドバイスはマジで大事です。
でもその先人が本当に信頼できるのかどうかは見極めが必要です。
誰彼構わず信じてしまって、僕みたいに40万をドブに捨てないように気をつけてください!
世の中には情報弱者をカモにする悪い大人がいます。
IT業界の伸びに伴い、今はたくさんのプログラミングスクールが乱立しています。その中には良質なものもあれば悪徳なものも。
僕はプログラミングスクール自体はまったく否定していません。
むしろ良質なものを選ぶことができれば、目的地に辿り着くまでの時間をショートカットできる素晴らしいサービスだと思います。
いいスクールを選ぶことが何より大事です。
結局、「あの時ドブに捨てた40万を絶対に取り返してやる!」というハングリー精神で独学に励んだことで、余裕で40万をペイすることができましたし、むしろその何倍もWeb制作で稼ぐことができました。
また、情報弱者はカモられるという痛烈な学びを得て、そこから色んなことを勉強し、成長することができました。
学ぶことって本当に大切ですね。
「まぁいっか!ちょっと高い勉強代だった!」と今では思えます。笑えるエピソードになってます。
皆さんは気をつけてくださいね。
お読みいただきありがとうございました!